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スタッフブログ

2017.07.31スタッフの日常

高知支店のDです。

 

先日、生まれて初めて「落語」を見る機会がありました。


最初に、濱長さんの1階の「見番」で料理長が腕をふるった食事を済ませて2階の会場へ移りました。

 

主催は高知市にある呉服屋さん「美馬」さん。

こちらのお店は愛之助さんや藤原紀香さんも利用されている有名なご服屋さんらしいです。

 

会場は高知市にある料亭「濱長」さん、普段は芸子さんが踊りを披露する場所で上方落語の桂吉坊さんの「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」を聴くことができました。

吉坊さんは桂米朝さんのお弟子さんで、今売り出し中の実力派の落語家さんです。

講演会の前には米朝師匠ご夫婦との貴重なエピソ-ドも紹介してくれました。

 

始めに吉坊さんの挨拶、続いて三味線の方の挨拶と続き、いよいよ本番となりました。

全編は1時間と長丁場で途中休憩を入れながらの公演となりましたが、場面も登場人物も多彩、喋りは勿論、立ち振る舞いや衣装、踊りなども織り交ぜたお話だったのでアッという間に終わったと感じでした。

 

この「地獄八景亡者戯」の簡単なスト-リ-を申しますと、あの世にやって来た一行が三途(さんず)の川を渡り、地獄の繁華街を見物し、閻魔(えんま)大王の裁きを受けるという地獄への旅ネタ。

米朝師匠が古くから伝わる噺を現在の形に仕立てたそうです。

サバにあたって男が死ぬところから始まるやり方が多いですが、伊勢参りを扱った大河落語「東の旅」のうち、「軽業」から入る構成。

軽業師が綱渡りに失敗して落ちて死に、後段の閻魔庁での軽業師の活躍に繋がっていきます。

 

怪しげな見せ物小屋に始まり、軽業小屋でも扇子や小拍子を使ったアナログな小技を愛嬌(あいきょう)たっぷりに見せます。

休憩を挟んで中入り後は、地獄行きの他の者との閻魔大王の前での一芸大会で、タイムリーな時事ネタのギャグを沢山入れ込み観客を大いに沸かせていました。

一方で、時代を感じさせる古風なギャグをそのまま残したところも。てらわずとも、古典を現代に粋に響かせるのは大変お見事で、観客は大満足でした。


最後は記念撮影して嫁さん大満足!

是非、次の機会があれば又、聴きに行きたいと話しながら帰途につきました。    (おわり)

 

 

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