『虹の橋』
2020.12.21スタッフの日常
「天国のちょっと手前に
虹の橋と呼ばれる場所があります。
この世界で誰かと特に親しかった動物は死を迎えると、虹の橋に行くのです。
そこには親しかった彼らのために用意された草地や丘があり、
動物たちは一緒に走ったり遊んだりできるのです。
豊富な食べ物に水、お日様の光があり、
動物たちは暖かく心地よく過ごします。
病にかかったり年老いた動物たちは皆、健康になって元気になります。
傷ついたり不自由な体になった動物たちも、また元通りになって力強くなります。
まるで、過ぎ去った日々の夢のように。
動物たちは幸せで充実していますが、一つだけ小さな不満があります。
みんな、とても特別な誰かと、残してきた誰かと会えなくて寂しいのです。
彼らは一緒に走ったり遊んだりしています。
しかし、ある日、一匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきらと輝き、身体はしきりに震え出します。
突然、彼は群れから離れ、緑の草を速く、速く飛び越えて行きます。
彼はあなたを見つけたのです。
そして、ついにあなたとあなたの特別な友だちが出会うと、再会の喜びにあなたは抱き合います。
そして二度と離れることはありません。
幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。
あなたは両手で再び最愛の友の頭をなで回します。
そして、あなたは信頼にあふれる友の眼をもう一度覗き込みます。
その瞳は、長い間あなたの人生から失われていたものですが、心から決して消え去りはしなかったものです。
それから、あなたは虹の橋を一緒に渡って行くのです。 (作者不明)」
10月初旬、11年半共に過ごし、私たち家族にたくさんの元気と笑顔、いろいろな人との出会いを与えてくれた愛犬が天国へと旅立ちました。
夏ごろから体調を崩し、最後の3週間は食べること立つこともできず、寝たきりの状態でしたが、最後はみんなで看取ってやることができました。
今でも家に帰ると、玄関で待っているような気がして、家に入った瞬間に寂しさがこみ上げてきます。
『虹の橋』
飼っていたペットを亡くした人々のあいだで語られている有名な詩で、作者不詳でアメリカから世界中に広まったそうです。
愛犬を火葬した時、葬儀会社の関連書類の中にこの詩が入っており始めて目にしました。
一緒に居て楽しかったことのほうがずっとずっと多かったのに、最後の3週間が辛そうで可哀想であったため、今もふとした瞬間に思い出して涙することもあります(この原稿を書きながらも泣いてます)。
今は元の元気な姿で走り回り、虹の橋のたもとで再会できることを想って、自分の気持ちも切り替えていきたいと思います。
本店/両田