先日、縁あって元フジテレビアナウンサーの笠井信輔さんの講演を聞くことが出来ました。

笠井さんはフジテレビの情報番組「とくダネ！」などを担当され、フリー転身後の２０１９年、血液のがん「悪性リンパ腫」のステージ４と診断され、4か月半の入院・抗がん剤治療を経て、現在はがんが体から消える「完全寛解」の状態となられ、自分自身の経験を踏まえたがん治療の啓発活動等をされています。

ちょうど先月の初めに、私の８７歳の母親ががん宣告され、年齢また体の状態から手術や抗がん剤を使用できないとの説明を受け、これからどうやって母を支えていこうかと家族で話し合っていたところでしたので、講演会ではがんとの向き合い方や支え合いの重要性について、ご自身の体験をもとに時にユーモアを交えてお話しいただき、これからの家族での支え方、病気への備えや病気との向き合い方など、大切なことを教わる良い機会となりました。

このタイミングで笠井さんのお話が聞けたのも「足し算の縁」と感謝しております。

笠井さん著書『がんがつなぐ足し算の縁』

治療前や治療中の人だけでなく、治療を支える人、治療する人にも知ってほしいこと――

本店　両田