待ちに待った春!今年も「土佐のお客」を満喫!
2017.04.10スタッフの日常
高知のDです。こんにちは!
宮尾登美子の小説で映画にもなった「鬼龍院花子の生涯」で舞台になった陽喗楼のモデルが現在高知市にある料亭「得月楼」ですが、得月楼に買収される前は「此君亭」と呼ばれておりました。
明治16年に板垣退助が欧州の外遊から寄港した際に催された大歓迎会の会場は「此君亭」別館の浦戸湾に浮かぶ小島「丸山台温泉場」でした。料亭のみならず温泉場まで備えていた保養場で、そこに屋形船で赴くという趣のある場所です。
残念ながら南海地震の時に崩落し、現在では公園になっていますが、普段は立ち寄る事が適わず「海鳥の楽園」となっています。
毎年3月の(第一週の日曜日)に開催されるのが「丸山台でおきゃく」です。
高知市にある料亭「濱長」さんが中心となって行っている春の恒例イベントで、今年は3月5日(日)に開催され、当日は公文豪先生(土佐史談会副会長)による土佐の幕末、明治のお話や、芸妓さんの踊りや料理を堪能しました。
また舞台では「はし拳」や「芸妓さんの踊り」があり、お客さんと芸妓さんが一緒にお座敷遊びを体験し、初めての人や県外からの常連の方もいて大変盛り上がります。
皆さんも是非一度、春先の土佐路へお越し下さい。
市内中心部では歌や有名よさこいチ-ムによる踊り、地元の美味いも出店も多数あり、街全体が巨大な「宴会場(おきゃく)」と化し、大変な賑わいになります。酒好きにはたまりません。
今年は、春のお客最終日の3月12日(日)に料亭「濱長さん」に四国4県の舞妓さんが集まって艶やかな舞いを披露する「四国四花街・華の饗宴」が開催されました。
どの県の芸妓さんも艶やかで踊りも上手「華」そのものでした。
来年も元気に参加できるといいねと嫁さんと話したことです。