ピロリ菌
2015.07.27スタッフの日常
こんにちは。本店担当Tです。
今回は私が今気になっているピロリ菌についてのお話です。
まずピロリ菌って何?
聞いた事がある方も多いと思いますが、胃の粘膜に住み着く体長4ミクロンほどの細菌です。
一方の端に『べん毛』と呼ばれる細長い『しっぽ』が4~8本くらいついていて、それを使ってっくるくる回りながら、活発に動き回っている細菌です。
ヘリコバクター・ピロリ
ピロリ菌に感染していると、年0.4%の確率で胃がんになるそうです。
これは、胃がんのベースはピロリ菌とも言われる程の確率で、何と感染していない人の20~30倍胃がんの確率が高いそうなので驚きです!
胃がんまでとは言わなくても、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるリスクもピロリ菌感染者が多いそうです。その割合は、胃潰瘍の患者が10人いたら、感染していない人は1人くらい。
これは、ストレスがあっても、ピロリ菌に感染していなければ、なかなか潰瘍までにはならないということ!
現在日本では、成人の約半数が感染していると言われているそうです。
その中で20代の若い人は少なく、50代以上は7~8割が感染しているとされています。
感染の原因は十分に分かっていませんが、5歳以下の幼児期に感染したと考えられるそうです。
年齢によって違うのは、幼児期の上下水道の環境が昔は悪かったから。
今でも上下水道の環境が整っていない国や地域では、若年層の感染率は高いそうです。
日本は環境が整って無いときに感染した人、そして幼児期に感染している親から子へ、食べ物の口移し等で感染した人がほとんどだと考えられます。
でもまぁ自分は大丈夫!と思いますよね。私もその一人でした。
が、先日胃カメラで検査したときに、胃に傷があり、粘膜も薄くなっているので、ピロリ菌感染の確率が高いと言われてしまいました。
そしてそのまま採血し、現在結果待ちです。ドキドキ…
でも、結果がどうであれ今回分かればラッキーです。
2013年から保険診療で除菌の治療が受けられるようになったそうですし、『胃の一生はピロリ菌に感染しているかどうかで決まる!』と言われているので、今治療すれば、今後の病気のリスクがグッと下がるのですから。
皆さんも他人事と思わず、チャンスがあれば検査&治療してみて下さい。